ご挨拶

ホームページをご覧頂き、ありがとうございます。

歌は、聴くのもいいけれど、やっぱり自分で歌ってみるのが一番面白い!と思います。

私にとっての歌は、自分の心の最も深い部分を震わせ、いつも、たくさんのワクワクを体験させてくれるものです。

素晴らしい音楽との出会い、そして日々歌えることに感謝しながら、これからも、皆様と一緒に音楽を楽しむことができれば幸いです。

田村真理子

ResonanzKreis声楽教室

2010年よりResonanzKreis声楽教室をやっております。

Resonanz Kreis(レゾナンツクライス) とは、「波紋のように広がる響きの輪」という意味です。歌うことを通じて様々なものと響き合い、柔らかい輪が広がりますように!と願いを込めて名付けました。
ご自分の身体に湧き起こった音は、波紋のように内側から外側へ広がり、その響きの波は、私たちに大きな影響を及ぼします。
私たちを癒し、元気づけ、より良い方向へ導いてくれる響き、そして音楽へ近づくためのレッスンでありたいと思っています。

歌の魅力

歌の魅力は、私たちが普段、何となく感じているのだけど通り過ぎてしまうような、様々な感情を 深いところまで掘り下げ、ぎゅっと凝縮して、表現しているところだと思います。そのような歌に触れることで、心の底にあるものが引き出され、癒されたり、新たな自分と出会うことも出来るのです。

レッスンでは、主に300年程前〜現代にかけてヨーロッパで作られた作品を中心に歌うのですが、そこにある心は、時代や国が違っても、今の私たちと同じように、誰かを愛し、結ばれ、あるいは失い、捨てられ、悲しみ、時には怒りをあらわにするそのような、変わらぬ生の営みです。

それらを知り、歌の言葉の中に、音楽の中に感じ表現することを 、レッスンでも、そして私自身も目指しています!

レッスン

ただ今、生徒募集中です。

これまで、たくさんの生徒さんのレッスンをさせて頂いた経験から、皆様の声についてのお困りやご興味に合わせたレッスン、アドバイスが出来ると思います!

クラシックの歌や発声にご興味のある方、声、話し方などについてのお悩みなど、ご相談ください。

単発レッスンも可能です。

体験レッスンは、1レッスン4000円にて、お受けしております。

お教室についての詳細はこちら ↓

Lesson

26日のSpring Concert

5月26日のスプリングコンサート、おかげさまで無事終えることが出来ました!ご来場くださった皆様、ありがとうございます。そしてご出演の皆様、お疲れ様です。

たくさんのお客様と歴史ある素敵な空間、それにお世話になっているカリーナ(アロマのお教室)の協賛で、ジャスミンの香り漂う中、皆様、ご自分の世界を持って、生き生きと歌われていましたね!とても嬉しく聴かせて頂きました。

言葉のこと、響きのこと、音楽のこと、本当に細かいところまで丁寧に話し合って、練習を頑張りましたので、それぞれに思いが乗せられたのではないでしょうか?

いくつになっても、どんどんどん良くなって行くし、いい歌が歌えるようになって行くことを改めて実感出来て、私も、とても励まされました。

これからまた、新しい音楽との出会い、響きとの出会いが楽しみですね。

皆様の日々が歌うことで、より素敵になりますように!

そして、このような幸せなコンサートがまた出来る日を楽しみに、歌のお勉強に励みたいと思います♫

5月27日 Zest Live

5月27日ゼスト、御幸町広場にて13時半よりアフタヌーンライブに出演します。

今回、歌う予定の曲は、今のところ…

・ドリーブ 花の二重唱

・グノー ジュリエットのアリア 私は夢に生きたい

・木下牧子 鴎

・村松崇継 いのちの歌

・夏メドレー(夏は来ぬ~海~みかんの花の咲く丘~夕日)・・・などです。

ぜひ、聴きにいらしてください!

「幻滅」

先日、映画『幻滅』を観に行きました。

19世紀前半、フランスパリを舞台に書かれたパルザックの「人間喜劇」の一編、『幻滅』を映画化した作品。

200年も前の作品とは思えない程、今と変わらない人々や社会の在り方が鋭く描かれていて、2時間半と少し長めの上映時間だったのですが、面白すぎて、あっという間でした!

以下、ネタバレ含む感想です。

思わず、深いため息…C’est la vie!(それが人生と言うもの!)と誰かに囁かれているような、そんな映画でした。

主人公のリュシアンには、どうか、運命を受け入れ、新しく生まれ変わり、また美しいものを求め続けて欲しい、と願います。

でも、続きはわからない。

若さとエネルギーが最も溢れ出る時期に、無駄に才能を使い、裏切られ、傷つき過ぎた心は、もう戻れないのかも。

このように理不尽に消された、若くて気高い志しをもった芸術家が、きっと大勢いたのだろう。

パリは、沢山の芸術家が生まれた華やかな芸術の都としてのイメージが強く、芸術家に対して寛大で、皆が芸術を愛している、と幻想を抱きがちだが、やはり、ここでも、神はお金。人々は、メディアに踊らされ、何が真実かは、あまり重要では無かった。不安と退屈を紛らわせる面白いネタを求め、成功した者を見たいのだ。現代と何ら変わらない。

なるほど、フランスの気怠い灰色な感じの詩や音楽は、こういう時代があって、生まれたのだと思うと、ものすごく納得出来る。この行き過ぎた世界の先にはもう、退廃的な香りしかしない。

そして世界大戦前のパリの芸術が最も華やいだ、ベルエポックの時代へと向かう。

止められない人々の欲望とお金への執着、虚構の世界、嫉妬や妬み、純粋で美しいものへの渇望、古代神話世界、古典への回帰、憧れ、愛…あらゆるものが入り乱れる。

清く、正しく、美しい人間など、いない。

正義はどこに? 真実は?

全てのことには、表と裏があり、どこを見るのか?は、その人次第。

印象的だってのは、映画の中で唯一、純真無垢で美しいものとして主人公リュシアンとの恋愛が描かれたこと。そして、その場面はいつもシューベルトの音楽が流れた。

パリの華やかで洗練されたパーティや享楽的な生活、欲望が渦巻き活気に満ちた街の描写には、華やかなバロック音楽や洗練された古典派の音楽がピッタリ?!だったけど、二人の恋愛には、素朴で優しく、純真なシューベルトの「野薔薇」や「セレナーデ」がよく似合う。

若さと才能、自尊心、虚栄心、純粋さと、全てが同居していて危なかしくも魅力的なリュシアン、彼に健気に一途な愛を捧げる恋人コラリー。彼を捨てた、美しく、流されやすい伯爵婦人のルイーズ。しっかり駆け引きが出来て、芸術家としての誠実さも失わない友ナタン。

リュシアンにパリで生き残る術を教えるルストー …などなど。人間描写も役者の演技も素晴らしく、それぞれに魅力的で、共感出来てしまう。

ありのままの姿をジャッジせずに描き、道徳を押し付けて来ないところ、全てを含め人間である、という価値観が根底にあり、温かく、人間愛に溢れているように思う。

ロマン派〜後期ロマン派、ベルエポックの時代の音楽を演奏する人、お好きな人には、特におすすめ。近代フランスのとっつき難い詩や音楽の雰囲気を感じる手助けにもなると思います!

下の動画は、映画の中で使われたシューベルトのセレナーデ。

私の好きなヴンダーリヒの演奏動画を見つけたので、よかったら聴いてみてください ♫

4月8日 ZestLive

4月8日土曜日13時より、ゼスト御池御幸町広場アフタヌーンライブに出演致します。

今回の曲目は、

・シューマン作曲

献呈

ハスの花

誰よりも素晴らしいあなた

・モリコーネ作曲

ネッラ ファンタジア

・・・ほか。

ぜひ聴きにいらしてください!

 

3月25日 Zest Live

3月25日13時半より、ゼスト御池・御幸町広場にて演奏致します。

・ヘンデル作曲

クレオパトラのアリアより

「この胸に息がある限り」

・シューベルト作曲

糸を紡ぐグレートヒェン

春の信仰

死と乙女

・久石譲 作曲

Stand Alone

…ほか

ぜひ、聴きにいらしてください♫